編み物の始め方|初心者が独学で編み始める手順、最初のおすすめは帽子

生まれてくる赤ちゃんに、また生まれたばかりで今目の前に眠っている赤ちゃんに、手編みの何かを作ってあげたいな、という気持ちになる方も多いのではないでしょうか?

少し大きくなったかわいい盛りの我が子にも、お店で売っていないオリジナルのニットを作ってあげたいなぁと思ったりもしますよね。

今まで編み物をやったことはないけれど、これを期に始めてみようかな、でも難しそう、独学じゃ無理かな、始め方がわからないな、と思うかもしれませんが、

大丈夫です!編み物、独学でいけます!

私は編み物教室に通ったこともない完全独学ですが、編み物が好きで子供にも編んでいます。

今回は、初心者さんが独学で初めてのニットを作るにはどのような手順で進めたらいいか、何を作るのがおすすめか、についてです。

目次

編み方を決める(編み物は2種類ある)

編み物は大きく分けて2つの技法があります。

まずは、どちらの技法の作品にしたいかを決めます。

一概に編み物好き、とっても実は、かぎ針編みばかりやる人、棒針ばかりの人、両方とも編み物だったらなんでも好き、という人、様々です。

かぎ針編み

利き手にかぎ針、逆の手に糸を持って編んでいく方法です。クロッシェ、と言われたりします。

かぎ針編みの特徴
  • 棒針より簡単(と感じる人が多い)
  • 編地は固くしっかりする傾向
  • 伸縮性は少ない

ごく細い糸で編むかぎ針編みを、レース編み、と言います。

いわゆるモチーフつなぎという技法もかぎ針編みです。

棒針編み

左右の手に棒針を持つ方法。糸は右手にかける人も左手にかける人もいます(フランス式、アメリカ式、などと言います)

棒針編みの特徴
  • 両手に針を持つのでかぎ針より難しい(と感じる人が多い)
  • 編地は薄く、柔らかめに仕上がる傾向
  • 編み方にもよるが、伸縮性がある

市販のニットの一般的な編地はメリヤスといい、棒針編みで作ることができます。

何を編むか決める おすすめは帽子(ニット帽)

かぎ針にするか棒針にするかを決めたら、次に何のアイテムを作るかを決めます。

手編みでよくあるアイテムといえば…

  • マフラー
  • スヌード
  • ショール
  • ケープ
  • 手袋
  • ハンドウォーマー
  • ニット帽
  • 靴下
  • レッグウォーマー
  • ベスト
  • セーター
  • コート
  • バック

などなど…アイテムも身に着けるものに絞っても、いろいろなものが作れます。

もちろん、これ作りたいな!という憧れがあれば、初めから挑戦してもいいですが…やはり最初は、できるだけ完成の早い、簡単なものから挑戦するのがおすすめです。

おすすめは帽子

初心者の方がまず手掛けるのであれば、私のおすすめは帽子(ニット帽)です。

オレンジ色のニット帽の写真
オレンジ色のニット帽
ニット帽のいいところ
  • 小さいので完成までが早い
  • 小さいので使う毛糸の量も少ない
  • 左右ペアではない(1つ作ればよい)
  • わりと簡単なレシピも多い(まっすぐ編めばOKなものなど)
  • 輪編みの技法が使える(表編みができればOK)
  • 実用性がある(身に着けやすい)

このように、ニット帽は完成までの道のりが比較的易しく、完成後の実用性も結構あるのです。

手袋、靴下といったアイテムも、比較的小さめで実用性はあるのですが、何しろ左右1セット…

ええ…1つ編み終わったところで達成感に浸ってしまい、片方のみで飽きる、というのは、手編み界では非常によくある現象です。

ベストやセーター、コートなどになると見るからに大物ですし、マフラーやショールなどの巻物系も、実は結構編む分量は多いです。

その点ニット帽は、編む面積は比較的少なく、1つ出来上がれば完成という点で、初心者の方が取り組みやすいアイテムです。

編み図(作り方)を探す

初心者の方がいきなりオリジナル作品を編むというのは難しいので、まずは編み図(作り方)通りに作っていきます。

初めて作るのであれば、編み図はできるだけシンプル、簡単なものがいいです。使用糸や針も細すぎると編むのが大変なので、太めの糸を使用するものほうが出来上がりが早いです。

編み図の入手先は、いろいろあります。

編み物本

編み図の入手先として一番メジャーなのはやはり書籍です。毎年たくさんの編み物本が刊行されるので、その中から簡単そうで、気に入ったものが掲載されているものを選ぶとよいでしょう。

ネットの無料編み図

ネット上には、無料の編み図もたくさんあります。いくつかご紹介します。

  • あむゆーず
    :手芸用品メーカーの超大手「ハマナカ」が運営している手編み・手芸の情報サイト
  • あみこもびより
    :毛糸のネット販売大手の「毛糸のピエロ(後正産業株式会社)」運営の作品レシピ(編み図)や編み方のサイト
  • クロバーの手作りレシピ 棒針かぎ針
    :手芸用品メーカー「クロバー」のHP

ラベリー

海外では、編み物の巨大SNSサイトがあります。その名もラベリー(Ravery)

SNSなので登録が必要なうえ海外のサイト(基本英語です)なので、敷居は高めですが、編み物マニアの間では有名なサイトです。

ラベリーでは有料のレシピ販売がされていますが、無料のものもたくさんあります。初心者の方がいきなりラベリーから始めるのは少々難しいかと思いますが、編み物にはまった暁には非常に面白いサイトですので、紹介しておきます。

道具をそろえる

だんだんと編みはじめに近づいてきましたね。編みたい編み図が見つかったら、次は道具です。

編み物は、最初はそんなに道具の必要のない手芸です。

編み図にはふさわしい糸や針の情報が書いてあるので、それに従って買いそろえましょう。

毛糸

編み物本の多くはメーカーとタイアップしているため、「どこどメーカのこの糸」と明記されている場合がほとんどです。

もちろん編み物は非常に自由なものなので、本の通りの糸を使わなくてもOKです。ただ、本の通りの糸を使っておくと、出来上がりの大きさが本の表記からさほどかけ離れない、というメリットはあります。

慣れてくれば、好きな糸を選んで使うことも可能ですが、まず初めは本の通りの糸が無難かと思います。

私がよく買うお店は楽天の毛糸ピエロです。実店舗の毛糸屋さんに比べると、いい毛糸が安く手に入ります。

かぎ針、棒針ともに、太さがあります。号数と言います。

毛糸の太さや作品の仕上げ方によって使う針が変わります。数が小さいほうが細く、大きいほうが太い針です。

編み図には毛糸の指定とともに、針の号数の指定も書いてありますので、必要なものを購入します。

セット売りもされていますが、まずは使う号数だけで大丈夫です。

輪針のすすめ

作るアイテムが帽子の場合、編み図にもよりますが、ぐるぐるとかぶり口からてっぺんに向かって筒状に編む作り方が多いです。

このように、ぐるぐると筒状に編んでいくことを「輪編み」と言いますが、輪編みをするのならば「輪針」の使用を強くお勧めします。

のアイコン画像

輪針ってこういうのです

のアイコン画像

針を付け替えられるセットもあります

4本や5本の棒針セットも販売されていて、棒針で輪編みをすることは可能ですが、何しろ針の扱いが大変です。

初心者の方が編み物が嫌にならないためにも、輪編みは輪針が一番楽です。

基礎の編み方本

編み方自体は、ネット上に動画公開されているものがあるので、その動画を見ながら覚えることが可能です。

ただ、基礎の教本として、編み目記号とその編み方がざっと網羅されている基礎の編み方本は1冊用意しておいた方がいいかなと思います。

ネットでも見ることは可能なので、余裕があれば、という感じです。

  • 手作りタウン「編み目記号の編み方:棒針・かぎ針」

編み方を覚えよう

編むものを決め、編み図を決め、材料を揃えたら、あとはもう編むだけです!基本の編み方を覚えましょう。

棒針編みかかぎ針編みかで、まず覚えるべき基本の編み方は異なります。

棒針編み

まずは表編み(表目)の編み方を覚えましょう。編み図によっては、表編みさえできれば完成できるものもあります。

次に裏編み、作り目の方法も覚えます。

この3つができれば、一番シンプルな形の帽子であれば完成できます。

表編み(表目)の編み方

裏編み(裏目)

もう1つの基本の編み方は裏編み(裏目)です。

表編みに比べるとやや難易度が上がります。

指で書ける作り目

編みはじめは、まず目を作らねばなりません。

日本で一番メジャーであろう、指で作る作り目も覚えておきましょう

かぎ針編み

かぎ針編みの場合は、一番シンプルな編地と考えても編み方のバリエーションがいくつか考えられます。

ここでは、使用頻度の多いくさり編み、細編み、長編みを紹介しておきます。

くさり編み

一番シンプルで、一番基本の編み方です。

細編み(こまあみ)

かぎ針の基本的な編み方です。固くしまった編み目になります。編みぐるみは基本的に細編みで制作。

長編み(ながあみ)

よく使う編み方です。細編みに比べると、編地は柔らか目に仕上がります。

ついに編みはじめ!

基本の編み方を覚えたら、いよいよ作品を編み始めます。

なれない作業なので最初は大変で、手がつりそう、なんてよく聞きますが、根気強く続けていけばすぐになれます。

スワッチ(ゲージ)って必要なの?

編み図にはゲージ10センチ角に「○○目×○○段」という表記があります。

これは10センチ角の中に、編み目がいくつ入るか、という目安です。本の通りのゲージで編めれば、出来上がりの大きさも計算上本の通りになるはずです。

編み物は手仕事なので、人によって手加減が違います。同じ針、糸を使ったとしても、きつめに編む人もいればゆるゆるに編む人もいます。

作品を思った大きさに仕上げるためには、自分の手加減を知り、編み図のゲージとかけ離れている場合には針を変えるなどしてゲージを合わせる必要があります。

なので、ゲージってとても大事なのですが…

正直面倒なんですよね…時間もかかりますしね。そもそも、初心者の方は編んでいるうちに上達もするので、おそらくゲージも編んでいる途中で変わります。

というわけで、初心者の方がまずは1つ編んでみる、少々大きさが違ってもいいからまずは1つ完成させてみたい、というのであれば、とりあえず省いてもいいかなぁ、なんて思います。

ちなみに、ウェア(ベストやセーター)を作るときにはゲージ取りは必須の作業です.

決して、ないがしろにしていい作業だ、とは思っていないですよ。

とにかく完成させること

編み物というのは、出来上がりまでに時間のかかるものです。

わくわくしながら始めてみたはいいけれど、途中で飽きてしまった…というのはすごくよくある話です。

ですがもったいないので、ぜひとも何とか最後まで完成させてみてください。

もしかしたら、想定していたよりずいぶん小さいとか大きいとか、編み目が全然そろわなくて綺麗じゃないとか、あると思います。

当たり前です。初めてなので!

編み物は慣れです。慣れていけばどんどん上達するので大丈夫です。

編み物の始め方 初心者が独学で編み始める手順 まとめ

今回は、初心者の方が独学で編み物を始めよう、と思った時、まずは何から考えて決めていけばいいのか、道具の選び方、基本の編み方について、ざっくりとまとめました。

独学ですと最初はちょっとてこずるかもしれませんが、大丈夫です。独学でも小物作成くらいまでなら一通りのことはマスターできます。

編み物は非常に楽しいので、ぜひとも挑戦してみてくださいね!

それでは!

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