編み物が好きなのにすぐに飽きてしまう…というタイプの方って、割といるのではないかと思います。
私は思いっきりそのタイプです。
飽き性の編み物好き。長年独学で編んできていますが、途中で放り出したもの数知れす。
ですが最近、だいぶ完成率が上がってきました。
編み物好きな飽き性が取り入れている、飽きないようにするための対策についてです
複数同時並行で編み進める
編み物好きなのにすぐ飽きる、というタイプの人は、編み物自体に飽きるわけではなく、目の前の作品に飽きるわけです。
編み物はしたい、けどこれじゃない他のを編みたい…
つまり、目移りです!
偶然見つけた新しいパターン、新発売された美しい糸、最近知った珍しい技法…
試したいことは山積みで、編みたい気持ちもあるけれど追いつかない、そんな感じ。
最近の私は、飽きっぽいニッターが新しいことをやりたくなるのはもう仕方がない、と割り切っています。
編んでいる途中で、次のを編み始めたくなった!というときはもう、編み始めてしまって同時並行で進む。
で、また飽きたら他の編みかけを、とグルグル回しているうちにいつのまにか完成します。
やる気の出る糸を使う
目の前の作品に飽きないために、飽きない糸を使う、という方法です。
ソックヤーンのように次々と色が出てくるものは、編み地の模様を確認したくなるため飽きにくいです。
触っているだけで幸せになれるお気に入りの糸の場合もどんどん進みます。
編み途中で飽きないためには、使う糸をちょっと工夫するのもいい手です。
編みかけを目につくところにいつも置いておく
編み物は、セーターなど大物になると完成まで時間がかかります。
忙しくてちょっと中断・・・ということもあると思います。
私はそういう編まないときにでも、できるだけ見えるところに、存在が分かるところに置いておくようにしています。
何しろ飽きっぽいので・・・目に見えなくなると存在を忘れがちになり、次に編みたくなった時には新しいものに手を付けてしまう・・・を数々繰り返してきました。
延々と完成しない、増え続ける編みかけの何か・・・
いくつか同時並行する場合は特に、存在を忘れないように目に付くところに置いています。
2つあるものは同時編みをする
靴下・手袋・袖、と2つで1セットのアイテムがたくさんあります。
飽きっぽいニッターにおいてこの2つあるもの存在は鬼門です。
原因は明らかですね。1つ編み終わったところで満足してしまい、次に手を付けてしまいたくなるから。
2つあるものはできるだけ2つ同時に編み進めることをおすすめします。
海外ではメジャーで、最近は日本でも浸透してきた「マジックループ」という技法で、2つ同時編みは簡単にできます。
YouTubeにも動画が沢山上がっています。
本ですと林ことみさんの「輪針でニット」にやり方が載っていますので参考にしてください。
適度に作業のあるパターンを選ぶ
黙々と無心で編むのも編み物の醍醐味ですが、さすがに同じことばかりやっていると飽きる・・・
俗にいう「メリヤス砂漠」なんて言葉もあるくらいです。
編めども編めどもメリヤス砂漠・・・飽きっぽいニッターには危険なパターンです。
自分の実力、避ける時間や環境にもよりますが、退屈しない程度に適度に凝ったパターンのほうが完成率が高いな、と思っています。
一気に完成まで持ち込めるパターンを選ぶ
飽きっぽいニッターが飽きるタイミングの1つが「満足した部分」です。
- ひとつ袖ができたから満足→飽きて放置
- 前身ごろができたので満足→次のパターンを物色
身に覚えがありすぎて耳が痛いです。
要するに、作業に区切りがあると満足してしまうポイントも多くなってしまうので、1つの方法として、一気に完成まで持ち込むようなパターンのほうが飽きにくい、と言えると思います。
例えばセーター(プルオーバー)ですと
- とじはぎなし
- 袖付けなし
- トップダウン
などが、一気に完成まで持ち込むパターンです。
日本の編み図はボトムアップ、綴じはぎ、袖付けあり、が多かったですが、最近ではトップダウンで袖付け綴じはぎ無しで一気に編み上げるパターンも出てきています。
ラベリーで探すのもおすすめです。
編み物が好きなのに飽きてしまう・・・の対処法 まとめ
編み物が好きで好きで、なのにすぐ飽きて次々新しいものを始めたくなってしまう、飽きっぽいニッターが作品を完成させるための対処法について考えてみました。
新しもの好きはもう習性だと思ってあきらめて、いくつか編みかけを抱えて目に見える場所に安置して、とっかえひっかえ編み進める、という方法にしてから、私の作品完成率は上がりました。
ラベリーを使い始めたこと、トップダウンやマジックループという技法を覚えたことも大きいです。
同じように、編み物が好きなのについつい飽きてしまう方の参考になれば幸いです。
それでは